G.Skill DDR3-2000 TD 2GB×3の性能を探る

1.65VでDDR3-2160に到達!

設定電圧を変えて、耐性のチェックを行ってみた。

【テスト方法】
SuperPI 1Mの完走限界クロックの測定を行った。FSBのアップはWindows上のツール、SetFSBにて行っている。テストの負荷としてはそれほど高くないので、常用クロックはもう少し下になるだろう。テストした電圧は1.51V、1.65V、1.71Vの3種類。

【テスト機材】 Test Configuration
M/B ASUS RAMPAGE II GENE (BIOS:0705) →価格比較
CPU Intel Core i7 920 (2.66GHz) D0ステッピング(リテールクーラー使用) →価格比較
Memory G.Skill F3-16000CL9T-6GBTD  2GB×3 →価格比較
VGA HIS RADEON HD4830 512MB →価格比較
Power Supply OCZ PowerStream PowerSupply 520W

マザーボードはINTEL X58チップセットのASUS RAMPAGE II GENEを使用した。MicroATXながらASUSのゲーマー向けシリーズであるR.O.G.プロダクトで、先に販売されているRampage II ExtremeとBIOSの設定項目もほぼ同じくらい豊富に設計されている。

BIOS設定は以下のように行っている。

【BIOS設定】
Multiplier : ×20
PCI-E Freq : 100
CPU Voltage : 1.25V
Chipset関連の電圧 : Auto

【動作環境】
OS:Windows XP Pro SP3

Memory Timings VDDR Ratio BCLK Multiplier CPU Clock Memory Clock SuperPI 1M
G.Skill
DDR3-2000
6GBキット(2GB×3)
6-7-6-18-1T 1.65681V 2:12 144.0 20 2879.6MHz 863.8MHz 14.032s
6-7-6-18-1T 1.709V 2:12 143.0 20 2860.0MHz 858.0MHz 14.125s
7-7-7-18-1T 1.65681V 2:12 144.0 20 2879.7MHz 863.8MHz 13.969s
7-7-7-24-1T 1.65681V 2:12 144.0 20 2879.5MHz 863.8MHz 14.031s
7-8-7-18-1T 1.65681V 2:12 150.7 20 3014.8MHz 904.5MHz 13.375s
8-8-8-18-1T 1.65681V 2:14 144.2 20 2823.9MHz 988.4MHz 14.266s
8-9-8-18-1T 1.65681V 2:14 146.4 20 2827.3MHz 1024.5MHz 13.765s
9-9-8-18-1T 1.65681V 2:14 148.4 20 2967.1MHz 1038.5MHz 13.578s
9-9-9-18-1T 1.65681V 2:14 151.9 20 3038.5MHz 1063.6MHz 13.250s
9-9-9-24-1T 1.65681V 2:14 154.3 20 3086.4MHz 1080.2MHz 13.031s
9-9-9-24-1T 1.5111V 2:14 148.0 20 2960.0MHz 1035.7MHz 13.609s

耐性的には製品スペックVDDR1.65V、CL9においてDDR3-2160に達した。
1.65Vで十分DDR3-2000を超える性能を発揮している。CL8ではDDR3-1976、CL7、CL6ではDDR3-1727

メモリクロックはDDR3-1866以上になると、マザーボード、CPUのクロック耐性も動作に影響してくる。
Core i7はメモリコントローラーがCPU内蔵となったため、CPUの個体によってメモリクロックの限界値が変わってくるので注意したい。 実際、Core i7 920のC0ステッピングとD0ステッピングでは異なるメモリクロック耐性が見られ、OCTECHでテストした範囲内では、D0ステッピングのほうがC0ステッピングよりメモリクロック耐性が上がっている結果がでている。

以上の検証結果を踏まえDDR3-1600、DDR3-1866、DDR3-2000それぞれで使えるタイミング値を使いSuperPIの測定を行ってみた。クロックとタイミングの組み合わせでの結果の違いをテストしてみたが、それほど大きな差は見られなかった。これはCPU側のメモリクロック耐性によって使い分けるのがいいのではないだろうか。

Memory Timings VDDR Ratio BCLK Multiplier CPU Clock Memory Clock SuperPI 1M
DDR3-1600 CL6設定 6-7-6-18-1T 1.65681V 2:12 133.6 20 2672.7MHz 801.8MHz 15.109s
DDR3-1866 CL8設定 8-8-8-18-1T 1.65681V 2:14 133.6 20 2672.7MHz 935.4MHz 15.078s
DDR3-2000 CL9設定 9-9-9-24-1T 1.65681V 2:14 148.0 18 2663.2MHz 1035.7MHz 15.110s

このメモリをDDR3-2000のスペック通り使うにはBCLKを設定する必要がある。BCLKを設定せず「133」のままではDDR3-2000設定の対比はないので注意したい。Core i7 920ならBCLK「148」、Multiplier「18」 にすればCPUクロックはほぼ定格クロックでDDR3-2000設定が可能となる。

Core i7でのG.Skill DDR3-2000 TDを使うポイントとしては

(1)メモリクロック耐性はCPUの個体差によっても異なってくる(D0ステッピングがベター)
(2)メモリ電圧は1.65Vで十分ハイクロック性能が引き出せる
(3)マザーボードも耐性のいいものをチョイスし、新しいBIOSにアップデートする

ということがあげられる。

また夏季はPCケース内の熱も気になるので、G.SkillのメモリファンTurbulence(FTB-3500C6-S)の導入もおすすめだ。


2枚~6枚のスロットに対応(写真は検証機とは異なる)

しっかり冷やせば、高クロックでの安定度もアップするし、製品の寿命も長くなるのでメモリ冷却にも気をつけるのが運用のコツといえる。

【協力】
G.Skill (http://www.gskill.com/)
OCMEMORY (http://www.ocmemory.jp/)

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